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映画ライター杉谷伸子と謎の美女B子によるお気楽映画評論ユニット・お杉とB子が今注目の映画について語る連載「お杉とB子のMOVIE TALK」。今回のお題は、7月3日から全国公開の映画『サヨナラの引力』です。


深く愛した人と再会したら…?

お杉

「もしもあの時…」と過去を振り返ることってあるよね。特に恋愛方面においては。ソウル行きの飛行機で10年ぶりに再会した元恋人たちが、深く愛し合った日々を振り返る王道の韓流恋愛ドラマよ。

B子

中国映画のリメイクだけどね(笑)。主人公はウノとジョンウォン。大学時代に知り合い、友人から恋人へと発展するけど、夢を追う二人には厳しい現実が待っている。

お杉

現在がモノクロで、青春時代がカラーで描かれるの。普通は逆だよね。でも、彼らにとっては一緒に過ごした日々こそが輝いていたってことよね。たとえ、リーマンショックで景気が悪くなって、生活費を稼ぐのすら大変になっても。

B子

映画で有名になった半地下の部屋へ引っ越す経済状況だから、恋だの愛だの言ってられない? セレブな親を持つ同級生の成功をウノが妬ましく思うのも仕方ないよね。ジョンウォンがよく耐えるのは、生い立ちのせいもあるね。

お杉

彼女は、家族の愛を知らずに育ってる。ウノの父親は、そんなジョンウォンを娘のように慈しむ。この作品を特別なものにしているのは、ウノ父の存在よ。交際相手の親に大切にされるって幸せじゃない?

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B子

女の恋は上書きされるもので、新しい恋人ができたら元カレなんか消去と思っていたの。でも、真剣に愛した男性は心から絶対に消せないんだなって思い知らされたわ。

お杉

女性がキャリアを築くのは大変だから、ジョンウォンには恋愛している余裕はなかったという見方もできるけど。でも、ウノのことはずっと好きだったとは思うよ。だからこそ、なんで別れを選ばなきゃいけなかったのって、観てるこっちが身悶えしちゃう。

B子

二人の心境に思いを寄せられるのもこの映画の素晴らしさね。

information

『サヨナラの引力』

監督/キム・ドヨン 出演/ク・ギョファン、ムン・ガヨン、シン・ジョングン、イ・サンヨプほか 7月3日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。

Profile

お杉とB子

𠮷田恵輔監督の『四月の余白』(6月26日公開)。ラストシーンの味わいは、一ノ瀬ワタルじゃなきゃ生まれない。感動した!(お杉)

スティーヴン・キング先生の慧眼に恐れ入る『ロングウォーク』(6月26日公開)。今のアメリカで行われても変じゃないね。(B子)

イラスト・いいあい

anan 2501号(2026年6月24日発売)より
Check!

No.2501掲載

魅せるカラダ 2026

2026年06月24日発売

いま鍛えるべき、絞るべきは上半身!? 美人度を底上げする「直角肩」「美シルエット」をつくるための最新メソッドのほか、骨格別のファッションでの魅せ方など、いまの時代ならではのボディメイク法を紹介。

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「私は私、今やれることをすれば⼤丈夫」と、⾃分の⼼にピントを合わせて過ごしたい⽇です。たとえ急な予定変更やハプニングで動揺したとしても⼀時的なこと。落ち着いて⼼を整え、やるべきことに集中するか、ワクワクすることに取り組みましょう。内側から湧き出る明るさが、結果として周りの⼈をも温かく照らします。

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