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映画ライター杉谷伸子と謎の美女B子によるお気楽映画評論ユニット・お杉とB子が今注目の映画について語る連載「お杉とB子のMOVIE TALK」。今回のお題は、5月8日から全国公開の映画『ゼイ・ウィル・キル・ユー』です。


この女、簡単に生け贄にはならないよ

お杉

今、映画界はめっちゃホラーブームらしいよ。マイケル・B・ジョーダンがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『罪人たち』みたいにホラーの枠を借りて社会の暗部を映し出す大傑作もある。でも、これはただただ痛快なホラーアクション。たまにはこういうのもいい!

B子

ヒロインは、ザジー・ビーツ演じるエイジア。マンハッタンの高級マンション「バージル」にメイドとしてやってくるの。サロンではセレブな人々が談笑する高層住宅だけど、なんか奇妙な雰囲気なワケ。

お杉

実はバージルは、悪魔崇拝者たちの巣窟。エイジアは悪魔に捧げる生け贄にするため雇われたの。でも、この夜は住人たちの思惑通りにはいかない。なぜなら、エイジアはめっちゃ戦闘能力が高い。予告編でそれを知っていてもブッ飛ぶ強さよ。

B子

入浴後、ぐっすり寝入った彼女に忍び寄る存在がキモすぎで、逆襲が始まると拍手喝采。初期のロバート・ロドリゲス監督やRZA監督を思わせる、キリル・ソコロフ監督のユニークな演出と作風が光るね。

お杉

張り詰めた空気に息を潜めずにいられないオープニングから大好き。それが一転、エクストリームアクションへと加速していくあたり、センスいいよね。

B子

エイジアが持っているジッポーのサムライ柄に「納得!」って思う瞬間の血飛沫(しぶき)に胸キュン。

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お杉

こんな戦い方があるのかっていうくらい、次から次へと壮絶なアクションが繰り広げられる。ときには笑いも誘いながら。とにかく、ザジー・ビーツは修羅場での立ち姿ひとつとってもかっこいい。悪魔崇拝者たちの顔ぶれも豪華だよね。

B子

パトリシア・アークエットもヘザー・グラハムもかつてはヒロインを演じていたのにね。時の流れを感じる。

information

『ゼイ・ウィル・キル・ユー』

監督・共同脚本/キリル・ソコロフ 出演/ザジー・ビーツ、パトリシア・アークエット、トム・フェルトン、ヘザー・グラハム、マイハラほか 5月8日より全国公開。

Profile

お杉とB子

美大生アドナンの性と生をポエティックな映像で描く『ドランクヌードル』(5月1日公開)。刺繍アートの使い方が素敵。(お杉)

ナショナル・シアター・ライブ『オーディエンス』(5月1日公開)がついに日本公開。真摯な演技に心震える必見シリーズ。(B子)

イラスト・いいあい

anan 2493号(2026年4月22日発売)より
Check!

No.2493掲載

ジャパンエンタメの現在地 2026

2026年04月22日発売

発信の場のグローバル化や、表現方法の進化などで、エンタメのトレンドも目まぐるしく変化しているいま。活発な展開を見せている注目作品とその盛り上がりに迫ります。

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