昨年リリースしたアルバム「IDOLIC」と2⽉18⽇リリースのアルバム『IDOL1ST』の2作の核となるアイドルをテーマにしたライブ「THIS IS KENTY -IDOL ver2.0-」を開催した中島健⼈さん。本⼈プロデュースの究極のアイドルエンターテインメントを繰り広げたライブから1⽉25⽇(⽇)有明アリーナで⾏われたステージをレポートします。

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    究極のアイドルエンターテインメントライブが開幕!

    今回のツアーは、アイドルとしてのプライドとともに⼈⽣を歩んできた中島健⼈さんが“アイドル”をテーマにステージを構築した究極のアイドルエンターテインメントライブ。アイドルのお⼿本のような⽢い⾔葉を照れもせずサラリと⾔い放ち、ファンへの溢れる熱い想いを怒涛の勢いでぶつける…。そんな⾔葉攻めを盛り込みながらのパフォーマンスは、オープニングからサプライズの連続! シルバーのメタリックな⾐裳に⾝を包み、センター上空に現れたビーカーの中に登場した中島さんがステージに降臨すると割れんばかりの歓声が。

    「U:nity ありがとう」と叫んで、花道を⾛ってセンターステージからメインステージへ移動すると、ダンサーを従え、「Unite」をダンス。コール&レスポンスのパートでは、⼤きな声で歌うファンの⼀体感は、のっけから息ぴったりだ。「本当にありがとうございます。⽇々⽀えていただいてます。いつも応援してもらってるんで、ちょっとは恩返ししたいなって思うわけですよ」と、隙あらばファンへの愛を炸裂させる中島さん。今年は映像作品に数多く出演することを報告し、「今年は暴れまくる年です。息切れすんなよ。『ちょっと私の推しヤバい。もうレベチで』とか、アイドルを推している⼈に『やばくない、そっちの界隈』って⾔われるぐらい暴れてやろうかなと思ってます(笑)」。

    受け継いだバトンを次世代へとつなぐ、先輩としての姿も

    MCではNʼsジュニアの末永光さんと⽥仲陽成さんがトークに参加。「健⼈くんになりたい」と憧れのまなざしを向けるジュニアたちを本当に可愛がってる様⼦が伝わってくるやりとりがいっぱい。ジュニアをバックにつけた理由を語る場⾯もあり、「ジュニア時代、カッコいい先輩の姿を⾒て⾃分もああいう⾵になりたいと思って、今の⾃分があります。今のジュニアにとっては⾃分がそういう先輩になれているか分からないけど、できることがあったら何かしたいなと思って、今回のライブにこのメンバーを呼びました」と、ジュニアたちに優しい眼差しを向ける。

    Nʼsジュニア(阿達慶さん、千井野空翔さん、⽵村実悟さん、鍋⽥⼤成さん、末永光さん、⽥仲陽成さん、松浦銀志さん、関翔⾺さん)をバックに付け、「ミラノ・コルティナ 2026 冬季オリンピック」のTEAM JAPAN公式応援ソング「結唱」を披露。会場のファンとワンフレーズ練習してから、アスリートはもちろん、⽇本中のすべての⼈に向けて、努⼒の結晶を称えた応援歌をエネルギッシュに歌い踊る姿は、パッション全開。⼒強く拳を⾼らかに挙げる振り付けも⼀体感を発揮していた。

    歌い終わると「今こうしてNʼsジュニアと『結唱』を歌いました。僕⾃⾝も先輩の背中を⾒て、今ここにいます。中島健⼈として唯⼀無⼆の⾳楽を作れる…。そう思って次に歌う曲を作りました。これは少年隊さんの『仮⾯舞踏会』のDNAを受け継いでます。それをしっかりと中島健⼈イズムで新しい曲として作りました。⾃分の覚悟が現れている曲です。この曲で皆さんを誘います。ようこそ、仮⾯の世界へ」。最新アルバムのリード曲「XTC」は、アイドル・中島健⼈の神秘的な影や仮⾯をテーマに表現した曲だ。スパークラーの⽕花が噴き上がる中、キレ味たっぷりなダンスで会場を魅了。この曲の後も⾃らが楽曲制作をした曲が続く。

    「今の⾃分になったのも今までの歴史があるからです。その歴史の中ではいろんな⼈と出会って応援を繋いできました。⾃分はとにかくこのアイドルという仕事は本当に憧れで。今こうして、夢の途中をU:nityと⼀緒に辿れることを感謝してます。この⾃分の思いを今度は少しでも後輩に受け継ぎたいなと思って、この曲を作詞作曲、振り付けまでつけちゃいました。⾃分のジュニア時代を思い浮かべて書いた曲です。皆さん温かく、そして思いっきり盛り上がって彼らの勇姿を⾒届けてください」と「アイドルになった⽇」を⽣み出したいきさつを説明。

    先輩から受け継いだイズムを今度は、新しい世代に伝えたいという思いで作られた楽曲は、世界中の⼈の笑顔を⾒たいという中島さんのストレートな想いが込められている。この曲をジュニアたちは満⾯の笑顔でフレッシュにパフォーマンス。頬を⼈差し指でキュートにプッシュしたり、⽢いキメ台詞も。中島さんの遺伝⼦を受け継いだジュニアの誕⽣の瞬間だった。

    おなじみのトリオでオリジナル楽曲を初披露!

    ここでスクリーンに懐かしの「BAD BOYS」の映像が流れると、シークレットゲストとのスペシャルコラボレーションのコーナーへ。最終⽇のゲストは、WEST.の重岡⼤毅さん、Snow Manの岩本照さん。事務所の良き友⼈でおなじみのトリオ“けんしげひー”の3⼈が初めてコンサートのステージで歌唱共演を果たした。「極楽蝶、かかってこいよ! けんしげひーから重岡⼤毅と岩本照!」と中島さんが紹介すると、会場は割れんばかりの⼤歓声が巻き起こる。「ステージでこの3⼈で歌う⽇が来るなんて…」と感慨深げな3⼈。

    「むちゃくちゃ楽しいやんけ」と声を弾ませる重岡さんは楽屋裏で「写真撮ろうぜ」と⾔い出したと中島さんから暴露されると、「お前も友達来て嬉しそうやんけ。友達少ないからな(笑)」といたずらっ⼦の顔で逆襲。中島さんは「うるせーな! 少なくて、悪いか。あんたらが親友なんだよ。ようやく揃ったな」と嬉しそう。重岡さんは「会うたびにデカくなってく?」と岩本さんの鍛えられた⾝体にビックリ。岩本さんは「『Mission』があるから、⾐裳の準備を…」と⾐裳を引き裂くパフォーマンスをひそかに懇願!?

    中島さんが重岡さんの声を真似で「ライブ観てたけど、すごいな〜声援!」と⾔うと「モノマネしやがって。フリー素材やと思ってる?」と嬉しそうな重岡さん。すると「お前は俺の永久フリー素材」とキメ台詞をさらっという中島さんに会場から「フゥー」という歓声が。岩本さんは「3⼈で集まることがなかなかなかったから。テンション上がりすぎて(この⽇の)リハーサルがめっちゃ押した」という。重岡さんがボケ倒していたことが原因だそうで、「すいません。舞い上がっちゃった」と謝罪する重岡さん。

    改めてコンサートのステージで3⼈揃うことが初という話になり、「昔、3⼈で初めて⼀緒に出演した映画『BADBOYS-MOVIE-』でガッツリ⼀緒になって仲良くなって。俺はまだジュニアの時だったから、デビュー前?」と重岡さんが確認すると「2013年」と即答する中島さん。「⼀緒に江ノ島へチャリで⾏ったね」という懐かしい話になると中島さんは「いや、そう、先に2⼈で⾏かれて。『なんだあいつら』ってなった(笑)。えっ、みんなその話知ってるの?」と観客の反応に驚くと「知ってる〜」と声を揃えるファン。当時から⾒守ってきファンが多いことが判明し、「なんかすごい幸せよ、今。ありがとう。なんぼでもエピソード出てしまうから時間が押しちゃう(笑)」と重岡さんはニコニコ笑顔に。

    © 田中聖太郎

    ここで中島さんがけんしげひーのために3⼈でのオリジナル楽曲を作ったことに触れ、「ふたりがいつも⼼に思ってるようなことだったり、ふたりが今、俺が⾔ってほしいセリフだったり、歌詞だったり。そういうものを⾳とメロディーにしっかりと詰め込ませていただきました。これがけんしげひーの曲だっていうことを証明したいなと思って(中略)世界初披露です!」。曲を⼀緒に盛り上げてくれるNʼsジュニアがステージに登場すると、中島さんが「じゃあ、3⼈で曲名発表します。じゃあ、⾏くよ。⼀⽣に1度しかもうこの瞬間は訪れないからね」と緊張感をあおると、「そんなハードル上げる?(笑)」と重岡さんはタジタジ。「せーの」で曲名「スリーマンセル」と声を揃えて紹介してから、歌唱へ。

    ラップが盛り込まれたアゲソングをテンション⾼くパフォーマンスし、歌い終わると、「楽しかった!」と満⾜気な3⼈。中島さんが「いかがでしたか?」と会場に尋ねると「フー!」と歓声を上げる会場の声に「スターやなぁ」と重岡さんはしみじみしてから今度は⼋百屋のおじさんの叩き売りのようなテンション感で「どうなってんだよ、上のほう。こっちから、こっちどうなってんだよ」とテンション⾼く会場をあおる場⾯もあり、岩本さんは「こういうシゲ⾒たことない⼈、ホントビックリしちゃいますよね?」と笑みがこぼれた。

    話題は尽きず、「健⼈の前で“ペンライト”って⾔ったら、“ライトスティック”だと怒られて。ライトスティックで呼ぶとか知らんから。ペンライトやから普通(笑)」と中島さんのオリジナルライトスティックの話になり、「みんな中に⼊ってるカードは、それぞれ違うの?」と岩本さんが驚く。YouTubeで中島さんと重岡さんが⼤阪万博に⾏った話では、⼀⽣懸命に悩んで3⼈お揃いのXLサイズのT シャツを買ったという話が⾶び出す。ステージの隅に⾏って何やら持ってきた中島さんが「ずっと渡せなかったから」と、万博のTシャツと宮島の縁起が良さそうなしゃもじのお⼟産をふたりに渡すサプライズも。

    ⼤阪万博といえば中島さんが思い出したかのように「こいつ(重岡さん)万博の時さ、めちゃくちゃ彼⽒ムーブしてきたから。『健⼈、お前がいるから⾶んできたんやで〜』」と声真似すると、「俺、そんなヘリウムガス吸ってます?」と爆笑する重岡さん。気を取り直しながらも「僕と岩本は、健⼈が毎⽇⼀⽣懸命、頑張ってるのを知っているので(中島健⼈を)よろしくお願いします」(重岡さん)と改めてファンにお願いをする場⾯も。グループは違えどアイドルとして共に戦う仲間の存在に助けられてきた3⼈の友情に胸が熱くなった。

    今回はフライングなどサプライズに⾶んだ機構がいっぱい。「JUST KENTY☆」では、ミュージックビデオに登場するKENTYと同じライブ⾐裳を制作するなど、細かいディテールまでこだわった演出が。フライングでファンの上空に華麗に登場し、星のキラキラを降らせる姿は、まさにスーパーアイドルだ。

    「本物のアイドルになる。覚悟しとけよ! 」

    アンコールでは、「CANDY〜Can U be my BABY〜」を中島さんがライトスティック・IDOLICの魔法を持って歌っていると、岩本さんと重岡さんが超巨⼤なハートのライトスティックを持って登場して会場を驚かせる。皆で⼀緒に歌って、ハッピー空間に包まれた会場。「じゃあ、まだ遊べんの? 1つになるっていう意味で、歌でも歌うか?『ピカレスク』を歌える? 俺のことたまには歌で呼んでみてよ。みんな歌上⼿いでしょ。ちょっと苦⼿かもっていう⼈は俺が教えてあげるからさ。いくらでも教えてあげるよ。じゃあ、歌ってみようか」と会場のファンに呼びかけ、皆で⼤合唱。「OK。いいじゃん、整った? 今⽇は普通の喉じゃ帰さないから。最後に俺のソロデビュー曲を思いっきりこのアンコールでぶちかまそうと思ってるけど、いける? 本気だよ。このために思いっきり『ピカレスク』をNʼsジュニアと練習してきたから。その勇姿、⾒届けてやってよ」と怒涛の熱い⾔葉を投げかけてから『ピカレスク』へ。

    アンコール2曲⽬を熱く歌い上げてから、最後の挨拶へ。「アイドルとして、俺はいつだって本気で⽣きています。(ソロとして)新しいスタートを切って、いろんな出来事、紆余曲折がありました。なんで分かってくれないんだろう、どうしたら届くんだろうって、リハーサル室でもたまに1⼈きりで考えて。気づいたら周りには誰もいなくて、鏡の前に⾃分1⼈しかいなくて。どうしたら⾃分の持っている理想や夢をカタチにできるんだろう。それをずっと考えて毎⽇を過ごしてます。夜眠れない⽇もあったし、本当に悔しい⽇が続いて、スマホすらも⾒れなくなったこともあるんだけど。でも、その中でもやっぱり⾃分がアイドルとして⽣きていくことにほんの少しでもわずかな光を照らしてくれたのは、やっぱり⾃分を愛してくれているU:nityの皆だと思ってます」と、まっすぐな⾔葉を放つと、会場は温かい拍⼿に包まれる。

    続いて、「有明の地を再び踏んで、今⽇のこの⽇までにたくさんの出来事がありました。カウントダウンコンサートでは、他が全部グループの中で僕は1⼈でした。でも、あのステージに⽴って、たくさんの歓声を受けて1⼈だけど1⼈じゃないってことに気がつきました。だからね、俺はあの景⾊に皆を連れて⾏くよ。2年以内、必ず東京ドームに⾏きます! ⼀緒に頑張ってくれているNʼsパフォーマー、スタッフ、Nʼsジュニア、そしてU:nity。君たちを全員連れていく。だからこそ、本物のアイドルになる。覚悟しとけよ! 俺に本気を出させたこの世界に感謝してるよ。⽌まらない俺について来れるか? 覚悟決まってんだよ。俺は絶対ドーム⾏くぞ!」と気合たっぷりに宣⾔。ファンはもちろん、スタッフやジュニア皆で夢を叶えたいという強い覚悟に圧倒されっぱなしだ。

    そして、「今から歌う曲はここだけじゃなくて、この瞬間が世界中に届けてほしいから、みんなスマホで撮っていいよ。ただし注意事項! スマホに気取られて、俺たちの全⼒のパフォーマンスを⾒失うなよ。俺たちの伝説は、ここ、有明から始まる! 必ずドームにたどり着くぞ。これを⾰命に!」と叫んで歌ったのは、⾰命前夜を歌う「IDOLIC」。想像を超えるver2.0に辿り着きたいという決意表明をありったけの想いを込めて歌う中島さん。

    「俺たちのこの気持ち、世界中に届けられるかな。最⾼の時間をありがとう。このステージにアイドルとして⽴てていること、⼼から感謝しています。皆が俺の誇りだよ」と感謝の想いを畳みかける。今、伝えたいこと、⾃分なりの究極のアイドル像を全⾝全霊で表現する中島さんの姿は、唯⼀無⼆の輝きに満ち溢れ、観る者にパワーを与える⼒が。2年後にドームでライブを実現するという夢もこの勢いなら、達成するのは間違いないだろう。

    写真・くさかべまき 取材、⽂・福⽥恵⼦

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